BUSINESS RESCUE
*目次*

<能力・スキル>
 ■ 事業主のストレスで心身のバランスが崩れた/東條太郎
 ■ 正社員になりたい!/西山昭彦
 ■未経験分野の責任者になって/八代比呂美

<評価>
 ■ 雑用ばかりで認めてもらえない/西山昭彦

<ジェンダー>
 ■
女性は不利と諦めるべき?/西山昭彦

<転職>

 ■転職先で常識が通用しない高橋貴子

<人間関係: 対 上司>
 ■上司と波長が合わない/高橋貴子

<人間関係: 対 先輩>
 ■仕事のできない先輩社員/木下利信

<人間関係: 対 部下>

 ■みんなテキトーでイヤになる!/東條太郎

<人間関係: 対 顧客>

 ■顧客が話を聞いてくれない/八代比呂美

<人間関係: 対 取引先>
 ■営業担当と性格が合わない/阿部淳一郎
 ■取引先の教育までしてられない/高橋貴子

<子育てと仕事>

 ■子育てで仕事を頑張りきれていない自分がイヤ/山本潤一
 ■仕事と家事・育児の両立に自己嫌悪/八代比呂美

<経営方針>
    ■自分の理想と会社の対応のギャップ/東條太郎
<Question1>
  みんなテキトーでイヤになる!   / チームリーダー・31歳 まりこ 女性

 始めまして。
 この春から、初めてチームの責任者として仕事を任されました。
 今、同じチームの人のルーズさ、だらしなさ、仕事に対する意識の低さにイライラしています。
 悪いと思っていないところが、さらに腹が立つ!
 しかも、それが、自分より年上の男性なので、よけいに腹が立つし、ストレスがたまります。
 あの人たち、どうにかなりませんかね(~o~)               

 <Answer>   担当メンター:東條太郎 
<良いチーム作りも、あなたの仕事です>

 「チームの責任者」として仕事を任されているということは、単にある案件を達成することを求められているわけではありません。「良い(=機能する)チーム」を作ること自体が、あなたに与えられた大きな「仕事」です。相談内容から察する限り、今のあなたはその「仕事」に正面から取り組んでいません。まずは「良いチーム作り」を自分の大きな仕事として認識し、その「仕事」に正面から取り組もうという気持ちを持ってください。

 「良いチームをどうやって作るか」について全てを語り始めたら、とてもこのスペースでは納まりきりません。今回は、最初の一歩を踏み出す為に参考にして頂きたいことをお話します。それは、あなた自身がその人にとって「一緒に働きたい」と思える魅力的な人間になることです。魅力的といっても、もちろん異性としての部分をアピールしろというわけではありません。仕事に対するあなたの熱意を相手に伝え、同時にあなたが相手に対して関心を持っているということを伝えてみてください。自分に対して正当な関心を持ってくれている相手に対しては、まずは「話くらいは聞いてみよう。」と思うハズです。一足飛びには行きませんが、細かい歩み寄りが大きな一歩です。

 簡単なことではないと思います。でも、「どうやって熱意を伝えようか。」と真剣に考えている姿勢は必ず伝わるものです。あなたが「良いチーム」を構築することを、応援します。
                    

<Question2>
  顧客が話を聞いてくれない   / 経営コンサルタント・33歳 男性

 今、経営コンサルタントをしている者です。
 仕事がアドバイザーという立場なので、話を聞いて現在の状況を改善してもらわなくてはなりません。しかしながら、担当する顧客企業の担当者が、全員、きちんとこちらの話を聞いてくれて、受け入れてくれるわけではありません。そのような人たちへの対応をどうやっていったらいいのか、ほとほと困っています。
  
 <Answer>   担当メンター:八代比呂美 
<相手にあった話し方を見つけましょう>

 皆が皆、1度で思い通りに人の話を聞いてくれるわけではありません。私の経験上、最初は、半分の人が話を聞いてくれて、20%くらいが分ってくれればいい、というスタンスで対応しています。

 もちろん、そのパーセンテージを上げたり、仕事をしていく中で、話を聞いてもらったり受け入れてもらう努力は必要だと思います。いろいろな工夫と言ってもいいかもしれません。どんなにいいアドバイスであっても人に自分の考えを押し付けるようだと受け入れてくれないものです。まず、相手と世間話をしながら相手の性格を判断してください。

   ・理屈で説明する方が受け入れやすい人
   ・相手の悩みを聞きながら、ゆっくりと説明をした方が聞き入れやすい人
   ・率直に話す事を望む人
   ・一歩下がって、相手を上げながら話したほうが聞き入れてくれる人

など、相手にあった話し方を見つけてください。そして、これは誰にでもいえる事ですが、教えてあげるのではなく、同じ立場に立って考えるスタンスを忘れずに。また、相手の弱点からではなく、利点を探して、ほめてから、もっと良くするには・・・・と話を持ちかける事も大切です。

<Question3>
  上司と波長が合わない   / OL・23歳 女性 tomo

 上司との波長が合わず,気を利かせてもかえって誤解ばかりされてしまいます。なので、怒られたことをバネにすることが出来ず,ただただ萎縮してしまっている状態です。本来の自分の良さが活かせず、毎日、悶々としています。
 <Answer>   担当メンター:高橋 貴子  

<ビジネスでは、相手の意向を言葉で確認しましょう>

 tomoさんは、普段、女性として、本当に気の効く方なのでしょうね。
 相手の行動の先を予想してそれを助けるように動いたり、こうしてほしいんじゃないかなということをぱっと察知してさりげなくしてくれるような、それでいて、それを全然ひけらかさない、そんな様子がうかがえます。よかれと思った気持ちが伝わらないのは、つらいですね。

 ただ、「仕事」の場面では、「言葉」での確認が必要であることも多々あるものです。
 「私だったらしてほしい事=相手もしてほしいこと」ではないことを知りましょう。特に、上司とは、波長が合わないということですし、「私だったらこうしてほしい」の基準は当てはまらないと割り切ることです。

 その場合は、先程の「相手の意向を言葉で確認すること」が、特に大事になってきます。
 tomoさんの気を利かせた行動の理由も添えると、もっと、いいでしょう。
 例えばですが、「○○するということであれば、△△した方が、(□□という点で、)便利かと思うのですが、そうさせていただいて、よろしいですか?」というように。(事後報告でも、それがよかったのか確認してみましょう。)もちろん、そのように言うためには、相手の目的や、目的を果たすための優先順位などを事前に知っておく(確認する)プロセスが、必要な場合もあると思います。

 このように、意向を確認しながら進めることで、上司は、「自分が尊重されている」と感じますし、何よりもtomoさんの真意が伝わります。また、そうすることで、tomoさんも、だんだんと上司の考えがわかってくるようになるでしょう。そうなれば、「あの上司なら、こうしてほしいだろう」という予測もつくようになり、あなたの持ち前の良さも発揮されてくるようになると思います。

 tomoさんの心遣いが、上司の方にも伝わる日がやってくることを、陰ながら応援しています。

  ※ カウンセリング的アプローチの場合、セッションでは基本的にアドバイスはいたしません。
    ご承知おきください。

<Question4>
  子育てで仕事を頑張りきれてない自分がイヤ / 総合職・30代 女性 菊池

 自分はもっと出来るはずなのに、頑張りきれていないような気がしてます。それなのに、周りはよくやっていると言ってくれて、それなりの評価を受けてて。なんだか評価に合った働きをしていない自分がイヤになってしまいます。

 仕事が多い時に、普段から残業している同僚に仕事をお願いすることもあるのですが、自分は子育てのために、定時に帰らねばならず、申し訳なくて仕方がなくて、この状況に悩んでます。
  
 <Answer>   担当メンター:山本 潤一 

<まずは、心の整理をしてみましょう>

 まず、菊池さんがこの相談をされようと思うのは、どんな自分になりたいと感じるからなのでしょうか。
 そこがはっきりして、それを妨げる感情が見えれば、解決策が見えてきます。

  ここでは、いくつか心の整理をするヒントになればと思う点を挙げさせていただきます。

  まず、相談内容にはいろいろな気持ちや感情がありますね。それを、それぞれを細かく見ていく事をおすすめします。
  例えば、
  1.自分はもっとできるはずなのに、がんばりきれていない気がする。
  2.それなのにそれなりの評価をしてくれている。だけど、そんな自分はいや。
  3.自分は子育てのために定時に帰らなくてはならず、この状況に悩む。
  それぞれに、そこにどんな気持ちや感情があるでしょうか。
  私達は、ふだん自分の気持ちや感情を自覚しない事が多いので、自分がどうしたいかがわからないということがよくあります。

  1の中には、矛盾した気持ちが入っていますね。
  2の中にある感情は、自己嫌悪系統の感情です。このエネルギーがあなたを成長させる方向にむかわせるでしょう。
  3では、「普段から残業している同僚にお願いすることが申し訳ない」とありますが、それ以外にも、その状況を生む物事に、いろいろな観点と感情が考えられます。
  例えば、夫が手伝ってくれない、ということのいらいらがある、という話なのか。 または、子供の面倒をだれかに頼むということを言う事が引け目を感じる自分がいるのか。もしくは、子供がいるからということで普段から引け目を感じていて、必要以上に仕事で他者を頼ってはいけない、評価をえなければならないと感じるのか、などです。他にもあるかもしれません。あなたの中では、ここは具体的にはどんな話になりそうですか。はっきりさせると、問題をうむ原因がみえてきます。

  人の行動を決めるのは、「環境」と「記憶」です。
  環境が問題なのでしたら、環境が自分にとってベストになるように、周囲と交渉するのが、解決策をうむでしょう。だれと何について交渉すればよいのかをはっきりさせましょう。
 しかし、自分が将来どうなりたいかわかっているし、誰と何について交渉すればよいのかも頭でわかっているのにできない、という気持ちが働くということでしたら、それは、あなたの脳にインプットされたネガティブな「記憶イメージ」が、あなたが自由に動くことを邪魔しています。今までの人生で同じことを何度もくりかえしてきていないかCHECKしてみましょう。
 そして本当はどのように行動できればよかったのかを、じっくりふりかえってみましょう。過去の事実は変えられませんが、きちんと向き合い、再学習することで過去の呪縛を解いて本当の自分になるきっかけをつかむことができますよ。
 なりたい自分になるためには、未来のなりたいイメージを描くだけでなく過去の心残りの感情をしっかり学ぶことがとても役に立ちます。
 
 いやだと思う、今の自分を変えることは、可能です!
 ぜひとも、まずは、上に挙げたような気持ちの整理をしてみていただくことを、おすすめいたします。

 ※カウンセリング的アプローチの場合、セッションでは、基本的にアドバイスはいたしません。
   ご承知おきください。
 

<Question5>
  仕事の出来ない先輩社員/ 総務・20代 女性 ちず

 聞いて下さい。最近会社に行く足取りが重くなってきました。何かというと、仕事の出来ない先輩社員の分まで、自分が仕事をしなければならないことです。しかも、給料はその先輩社員より少ないのに。とても割り切れず、やってられない気持ちになってきました。なんとかがんばりたいとは思っているのですが、この気持ち、どう割り切ったらいいでしょうか。
  
 <Answer>   担当メンター:木下 利信 

<「仕事は何のためか」を考えてみよう>

 やってられない気持ちは、自分は何か損をしているとの思いから出るのではないでしょうか。自分より出来る先輩がいれば、先輩の分まで仕事をすることは無くて済むのに、そして先輩より給料が安いことに納得できるのに、と言っているのと同じですね。

 二つ私の意見を述べます。

 先ず一つ目、仕事の出来ない先輩を持ったあなたはラッキーです。何故なら、好き嫌いは別にして先輩の仕事を早く覚えることが出来ます。これはこれからのキャリアでプラスになることはあってもマイナスになることはありません。

 二つ目は、給料に対する考えです。会社が社員に給料を払うのは、社員の働きで給料の何倍も会社が儲かるからです。もしそうでなければ赤字倒産してしまします。しかし、社員の働きがどのくらい会社を儲けさせているのか歩合給の営業社員でない限り測定は出来ませんし、社員側もそれを証明することは困難です。しかし、勤務年数で給料に差がつきます。これは社員の経験を会社が評価している、あるいは期待しているのです。新しい仕事、ちょっと背伸びした仕事を数多くこなすことで、この経験値を高めることになります。

 もし、あなたの先輩があなたに自分の仕事をさせて、自分は遊んでいるのであれば論外ですが、そうでないのなら、自分の経験値を高める良いチャンスと思って下さい。副次効果としてあなたの積極的な思考・行動で職場の風通しも良くなるかも知れません。


<Question6>
  事業主のストレスで心身のバランスが崩れた  / 事業主・30代 女性 山口
 初めて事業主になって、こんなにストレスが貯まるものだとは思いませんでした。社員の時は忙しかったけど、仕事とプライベートが分けられたし、気は楽だったlのですが、自営となると、あらゆる事を考えなければならないため、仕事を離れてもそのことが頭から離れません。大変なストレスになり、心身共にバランスを崩してしまいました。いつも続けて行かれるのか不安な状態で、精神的な疲れが蓄積している状況です。こんな私に、何かアドバイスがいただけたら幸いです。

 <Answer>   担当メンター:東條 太郎  

<優先順位と休憩を意識して>

 あなたが望んで事業主になった(ex.独立して開業)のか、望まざるにも関わらず結果として事業主になった(ex.家業を継ぐことになった)のかが分かりませんが、まずはっきり言えることは、「事業主は、雇われている身分に比べて何倍もストレスが溜まる立場である。」ということです。

  事業主と社員で最も違うことの1つは、社員が「何をするべきかを与えられる立場」であるのに対して、事業主は「何をやるべきかを全て自分で決めなければならない立場」であるということです。よって、あなたが述べているように「常に仕事のことが頭から離れない」というのは、程度の差こそあっても全ての事業主の方が抱えているストレスです。事業主として長く続けていける人というのは、このストレスとうまく付き合い「(全ての責任を背負った上で)自分で決める」という大きなストレスを成長の糧とし、そして楽しみに変えていける人です。

 あなたがこのストレスに耐えられず、本当に心身のバランスを崩す程にまいってしまっているのであれば、可能であれば「社員の立場」に戻ることをお薦めします。でも、何とかこの状況を脱したい、また物理的に社員の立場に戻ることは不可能である ということであれば、まず事業主というのはストレスの塊であるということを自覚してください。そして、あらゆることを漠然と考えるのでなく、やるべきこと、考えるべきことの優先順位をつけてください。この時、時間軸(ex.すぐに必要、1ヵ月以内に必要、6ヵ月以内に必要)だけではなく、実行可能軸(ex.自分1人で解決可能、自分の周りの人間で解決可能、適任者を探す必要あり)においても順位をつけることです。自分1人ではどうにもならないことについては、じっと悩んでいても埒が開きません。どんどん周囲にアドバイスを求めましょう。必要であれば、専門家(ex.税金のことであれば、税理士)もどんどん利用しましょう。

  こうしてやるべきことを整理したら、1つ1つに集中して立ち向かってください。当然、全てがすぐに成果が出るわけではなく、時には結果的には回り道を選択してしまっている時もあるでしょう。でも、「やるべき」と自分が納得したことに対して全力で取り組むことを続けることで、漠然とした不安は消えてきます。また、やるべきこと、考えるべきことは日々変化します。ですから、毎日仕事を始める前にその日の優先順位を確認してください。

 そして、「やるべきこと」の中には必ず「休息」も入れてください。別に長期のバカンスや豪遊である必要はありません。1日20分好きな本を読む、1週間に1本好きな映画を見る、30分プールで泳ぐといった短い「息抜き」でも、生活のリズムを整えてくれる大事な「休息」です。

 あなたの健全な成長を応援します。

<Question7>
             正社員になりたい!       / 20代 男性 佐藤

 雇用形態が悩みです。今、正社員ではなく、アルバイトなのですが、将来を考えると、やっぱりこのままじゃ不安だし、だめだと思っています。正社員を目指したいのですが、どうしたらいいでしょうか。

 <Answer>   担当メンター:西山昭彦  
<まずは制度の確認を>

 先日、ハローワーク渋谷に行ってきたのですが、正社員の募集は、今、山のように出てきています。まずは、それを探しましょう。大手は、ないかもしれませんが、小さいところは、ある。ブランドを求めるのはやめて、中小企業を中心に探すことです。

 もしも、今いる会社で、正社員になりたいということなら、交渉することになります。人事か、上司を通じて、ということになるでしょう。
 ただ、その前に、まず、その会社にそういった、アルバイトを正社員にする制度があるかを最初に調べる必要があります。
 先日、ある会で、新卒からフリーターになった人が、某ホテルの人事にそのような質問をしていました。ちなみに、そのホテルでは、アルバイトから契約社員にまではなれるが、中途採用は一切なく、社員にはなれないとのことでした。そういうところで、いくら一生懸命やっていても、仕方がないわけです。

 また、仕事には連関がありますから、同じアルバイトをするにも、次に繋がるようなものがいいでしょう。例えば、ホテルなら、清掃のアルバイトよりも、飲食のアルバイトの方が、その後の可能性は大きくなります。

<Question8>
      仕事と家事・育児の両立に自己嫌悪      / 29歳 女性 さとこ 
 仕事と家事・育児の両立で悩んでます。仕事の配分量が多すぎ、また、困難な仕事が多いため毎日こなしきれていません。とはいっても、子供も小さいため遅くまでは残業もできません。また、他の人も自分の仕事で精一杯のため、相談したり、助けを求めにくい状況です。帰れば帰ったで、帰宅後も家事に追われ休まらず、子供についあたってしまい自己嫌悪の毎日なのが、とてもつらいです。
 <Answer>   担当メンター:八代比呂美 
<職場に支援者を見つけましょう>

  職場の中に、同姓で、家事や育児の大変さがわかる、自分も苦労した経験のある人を相談役に見つけることが第一です。また、男性でも、家事や育児をやった経験のある人がいるはずです。そういう人を見つけておくと、まわりの人にその大変さを説明してくれたりなど、支援してもらえるでしょう。また、家庭では、完璧な良妻賢母を目指そうとしないこと。できることをすればいいという気持ちを持ちましょう。ご主人にも、その大変さを話して、手助けしてもらうことも大事です。

 そして、もう一つ大事なのは、「時間のやりくり」です。どういうのがいいというのは一概に言えませんが、自分の体質(例えば、朝型夜型など)に合ったやりくりを見つけましょう。子供が小さいうちは、多少お金がかかっても、シッターや託児所をフルに活用するのもひとつの手段です。市役所でも低料金で紹介してくれるところもあります。仕事をずっと続けていくことを考えるのなら、5歳くらいまでの時期というのは、自分の稼いだお金の多くをそういったところに使うことも仕方がないと思う割り切りも必要かもしれません

 以上のようなことで、心に余裕を持てるようになれば、子供に当たることもなくなり、一緒にいるときには、精一杯の愛情を注ぐことができるようになるのではないでしょうか。

<Question9>
      担当営業と性格が合わない        / 24歳 男性 後藤 
 今関わっている担当営業の方が、1から10まで説明しないと気がすまない人で、性格が合わなくて困っています。
 先方は、○○といったらそこ、というような会社ですし、代々、長く付き合いもあるようで、取引会社を変えるなんて誰も考えてみたこともないといったような感じです。
 というわけで、どうしたら、そういう人とでもうまくやっていけるようになるでしょうか。
 <Answer>   担当メンター:阿部 淳一郎 

<「解釈の仕方」を変えてみよう>

 性格が合わない人と仕事をすること。辛いですよね・・・。
 でも、その担当営業の方に「アナタのその性格を変えてくれ!」といっても、なかなか難しいのではないでしょうか。ですから、まずは「ご自身の意識」を変えてみることを提案します。

 例えばですが、「一方的に自分のスタイルを押し付けると、相手はこういう嫌な気分がして、信用したくなくなるんだ・・・」と、思いっきり感じてみましょう。その後、「じゃー、自分だったら、どういう風に相手に接していったらいいだろうか?」と考えれば、嫌なシチュエーションも、「ご自身の成長のヒント」を掴む場へとできませんか?

 ある超有名ホテルでは、お客様のクレームを、よりよいサービスを創り出すヒントを探すべく、イントラネット上に「クレーム共有システム」を置いているそうです。使い古された言葉ですが、「ピンチはチャンス」です。ご自身の成長ネタを学ぶ、絶好の機会だと解釈してみましょう。


<Question10>
      転職先で、常識が通用しない         /26歳 人事 大友 男性
 転職をし、新しい職場になって1ヶ月になるのですが、今までの常識が通用しないことで、悩んでいます。しかも、やり方が原始的で、システム的にも間違ってるところもあり、それをせっかく再構築をしようとしても、受け入れてもらいにくく、歯がゆく感じています。夢を持って転職してきたのに、がっかりです。
 <Answer>   担当メンター:高橋 貴子

<まずは、「郷(今の職場)の人」になりましょう>

 「こうすればよくなる」とわかっていながら、それが実行できないのは歯がゆいですね。
 「違いや比べること(参照体験)」を通して今を理解することは、転職したばかりの大友さんには、とても自然で効率のいい方法だと思います。また、大友さんは、今の職場しか知らない方とは少し違う視点で、物を見ることができる貴重な存在だと思います。

 ただ、人は「違い」=「間違い」と認識しがちなところがあるので、注意が必要です。特に、大友さんが、1回目の転職なら、尚更、一番最初に入った会社のやり方が、まっさらな中で培った分、素直に受け入れたでしょうから、「常識」だとセットされやすい状態にあったと思います。

 そして、何かにつけて「前の会社では、こうだった。(そうする方がいい)」と連発するのは、新しい職場では煙たがられる行為のひとつです。「まだ何も知らないくせに」「前の会社は前の会社、ここは、前の会社じゃないよ」という感情をいたずらに誘発してしまうからです。
 例えば、システムにしても、その職場では、少なくとも今のやり方で(問題点が多少あったにせよ)やってこれたわけです。それを、まだ、来たばかりの部外者という感覚のあなたにに、否定されたと受け取られれば、プライドを傷つけることになるでしょう。また、誰も新しいやり方に変えるのは面倒だったり、不安でだったり、いやなものです。もしかしたら、あなたが今のやり方に慣れていないだけかもしれません。

  『郷に入っては郷に従う』ということわざがあるように、まずは「自分は新参者」と自覚し、職場の一員となることからスタートしましょう(あなた自身も、今は部外者の視点で見ていませんか)。
 あなたが、改革のために雇われたのであれば話は別ですが、変えたいところがあれば、まず、それからです。
 その間に、今のやり方になった経緯やメリット、実務者の感想など情報収集しておきましょう。
 その後で、問題点を提議し、それに共感を得たら、「これは前の会社での話だけれど、こうやっていて、こういう点で、うまくいっていた。ただ、そうした際の問題点は、こうだった。」というように、あくまで情報として出し、それをそのまま押し付けるのではなく、それを踏まえたうえで、今ここではどうしていくのがいいかを、改めて一緒に考えていく姿勢が大切です。

転職し、最初に思っていた問題点も、だんだんと取り巻く環境やしがらみ、裏事情を知るうちに、こうしているのも仕方ないと思ってしまうケースも少なくありません。ぜひ、今の新鮮な問題意識をあたため、しばらくは大変だと思いますが、機が熟したら純粋にいい方向へ、改善・改革を進めてくださることを願っております。

 注) カウンセリング的アプローチのセッションでは、基本的にアドバイスはいたしませんので、
   予め、ご了承ください(自己決定のサポートが役割となります)。
   


<Question11>
     雑用ばかり頼まれ、認めてもらえない    /25歳 企画戦略 町田 男性
 職場で自分の仕事が、他部署の人に認められていないことで悩んでいます。何でも屋と言う扱いで、専門知識を要することはほとんどないことばかり頼まれ、認められないこの状況を脱するには、どうしたらいいのでしょうか。

 <Answer>   担当メンター:西山 昭彦

<納期を指定して、上手に断る>

 この内容でいくと、自分の部署では認められているということなのでしょうか。それなら、他部署で認められないというのは、気にしなくていいと思います。自分の部署で認められるのが、何より大事なのですから。

 何でも屋の扱いになってしまうのは、恐らく、ほいほい請け負って、人がいいからでしょう。頼みやすいから、頼まれるのです。これは、頼みにくくすればいい。
 どうすればいいかというと、納期を指定することです。例えば「今、こんな急ぎの仕事を今抱えているので、2週間後ならできますが、いかがいたしましょうか」というように答えるのです。ほとんどは「じゃあ、いいよ」と言われることになるでしょう。そうすることで、角を立てずに雑用を減らすことができます。この雑用というのは、人としての評価は上がっても、人事考課としては、項目がないので評価されません。
 ただ、全部断ると、「あいつは、仕事を断ってばっかりだ・・・」と人としての評価が下がってしまうので、適度にやることも大切です。専門的なことができる仕事がきたら、それを受けることにして、徐々に雑用から、専門的な仕事にシフトしていくのがいいでしょう。

 
<Question12>
     自分の理想と会社の対応のギャップ    /29歳 教育産業 森本 男性
 自分の理想と、会社の(お客様への)対応のギャップで悩んでいます。教育産業にいるのですが、平たく言えば、利益を追求しつつ子どもの力を伸ばすのが会社の目指すところだと思うのですが、少なくとも会議の場面では、その「利益」の部分をわざわざ減らすような方法を取っていくので、その会議のたびに「違うでしょう」と思います。そんこんなで疑問を持ったまま日々仕事しています。
 <Answer>   担当メンター:東條 太郎

<お客様にもプラスでないなら、反対提案を>


 会社の利益とお客様利益の双方を追及するというのは、間違った考えではありません。そして、会議の場で一方(あなたの場合、会社)の利益が損なわれるような提案が行われていることに対して憤りを感じているあなたは、会社のことを真剣に考えている立派な人だと思います。

 さて、会議で話し合われている会社の利益を損なうと思われる内容によって、もう一方の利益(お客様の利益)はどうなるのでしょうか。もし、お客様の利益が大きくなるような話であれば、短期的には会社にとって利益を圧縮するような話も、中長期的には実は会社にさらに大きな利益をもたらす話かもしれません。まずは、この点を一度考えてみてください。

 その上で、どう考えても会社の利益を損なうのみでお客様にとってプラスになる内容でないと判断した場合は、然るべき反対提案をしてください。憤りを感じているだけでは、会社のことを真剣に考えているあなたの姿勢は伝わらず、単なる「組織の批判」に終わってしまいます。もちろん、然るべき提案をする際には、必ず上記の「両方の利益」を考えてください。

  最後に1つ。あなたの組織の詳細が分からないので具体的なことは言えませんが、どんなに立派で正しい提案でも、出す場所を間違えてしまうとあっさりと潰されてしまったり、また提案が通ったあとでも組織の中に色々と軋轢が残ってしまったりします。特に、まだあなたが組織内においてそれ程の立場にない場合には、直属の上司や信頼の出来る先輩に相談してみてください。あなたの、勇気ある挑戦を応援します。
<Question13>
     未経験分野での責任者になって    / 39歳 メーカー 斎藤 男性
 最近、異動となりました。そこは、今までのキャリアと全く別のところだったんです。正式な教育を受けたことの無い技術について自分が責任者として開発を続けなくてはいけないことは、本当に大変です。周囲に自分を技術的にサポートしてくれる人間も居ず、毎日をやり過ごすことで精一杯な状況です。
 <Answer>   担当メンター:八代 比呂美

<サポート役は自分から見つけましょう>


 責任者だからと言って、その技術を全て習得している必要があると思うことはありません。
 企業によっては、正式な教育を必ず受けさせてもらえるとは限りませんし、その職場に就いて、初めて勉強するのがほとんどです。
 自分のサポート役がいないとのことですが、あなたが探していないだけではないですか。サポート役は、年上だけとは限りません。部下の中にも、サポート役に相応しい人がいるでしょう。上下に囚われず、その技術に精通していて、話しかけやすい人を探してみましょう。
 それには、その職場でコミュニケーションを積極的にとり、誰が何をしているかを把握する必要があります。責任者だからといって、今まで自分が描いていた概念の型にはまって行動しない方がいいでしょう。その都度、わからないことを気軽に聞く。その姿勢が大切です。
 そして、聞いたことは、身につける工夫し、分からない部分は、本などで補いながら、勉強することをお勧めします。

<Question14>
     女性は不利と諦めるべき?    / 31歳 営業 中山 女性
  男女平等と言われていますが、まだ実際は男女平等ではなく、同じレベルの男女が居ても必ず男性が有利になっています。しかも、私より断然劣っている男性が先に出世しているのにはあきれています。 例え職場でそのような事が解消されても、実際クライアント先に行くと「女性はではなく男性を」と言われてしまう。 女性だからという理由で担当替えもあるので、悔しくてなりません。これが現実と、あきらめるべきことなのでしょうか。
 <Answer>   担当メンター:西山 昭彦 

<女性ということも使いようです>


 この相談を整理すると、対「自分の職場」と「クライアント先」に分けられます。

 まず、「自分の職場」でのことですが、「なぜ、その男性が出世したのか」を上司に聞きましょう。私より断然劣っている男性」というのは、あなたの評価です。会社として、どんな点を評価したのか、また、自分に欠けていた部分があるのなら、教えてもらいましょう。そして、自分が出世志向であることを上司に伝えましょう。例えば「私は、片手間に仕事しているわけではありません。この会社で、上を目指して行きたいと思っています。ですので、それに必要ないろんな仕事をさせてください。」という感じです。そうすることで、8割は解決すると思います。後の2割は、本当に蔑視している人であり、そういう人は、なかなか変わりません。それでダメなら、人事異動を待つか、これは緊急手段ですが、その上の上司に相談ということも考えられます。

 次に「クライアント先」での件は、クライアントの権利でもあるので、文句は言えません。例えば、担当が男性であっても好き嫌いがあって、「あいつをよこしてください」ということも多々あるものです。クライアントの場合は、自分が女性で、その方がいいと思わせるようにすることです。例えば、こまめに対応するとか、話が面白いとか何でも構いません。 ただ、もし、女性だという理由だけ担当を変えられるなら、変えてもらった方が、逆にいいでしょう。イヤだというところで、がんばるよりも、ずっといいと思います。実際、女性の方がいいという人はたくさんいるはずです。
 業界は別かもしれませんが、保険のセールスなどは、女性の方がウケがいいですし、宅配便で女性の方に会ったことがありますが、同じことをしていても「よくやってるね」と、みんなが応援してくれる。女性という部分も使いようなのだと思います。
<Question15>
     取引先の教育までしてられない    / 26歳 営業 小池 女性
  取引先の担当がどんどん若い人にシフトされてきていて、引っぱってくれるはずの立場の人に頼られることが多くなってきました。若くても仕事ができれば問題ないのですが、しっかり教育されている人は少ないです。別の会社の社員教育までするつもりはないのに、とよく思う今日このごろです。
 <Answer>   担当メンター:高橋 貴子

<いい予行練習だと思いましょう>


   頼る方から、頼られる方へ、転換の時期にいるのですね。一皮も二皮も剥けるキャリアアップの絶好の時期にいるのだと思います。

 考え方を少し変えてみましょう。

  今、取引先との関係であなたがイニシアチブを取って進められるようになってきた、自由度が高まったということです。仕事ができない取引先の若手には困ったものですが、程度の差すらあれ、いずれにしてもOJTでしか学べないことというのがあるものです。あなたもそうして経験を積んで、今に至ったことと思います。
  そして、ここで、その人の教育係をすることは、あなたが働きやすい環境を作るチャンスでもあります。また、いい関係が築ければ、どちらかが担当を去った後まで、いい人脈となり、あなたの財産になります。
 いただいた内容から察すると、あなたは、まだ会社では頼る立場にいるように思います。これからあなたも、リーダーや主任など役職につくようになるでしょうから、何よりもその時のとてもよい練習の機会だと思います。
 
 あなたが取引先に頼る方だったとき、どんなことがうれしかったですか。勉強になりましたか。今度は、あなたの番なのではないでしょうか。
 リーダーシップを取る、いい経験をさせてもらいましょう。



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